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あきる野市教育委員会発行の資料
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あきる野市教育委員会発行の資料

あきる野市教育委員会が発行する、あきる野市に関する事柄をまとめた資料を市のホームページで公開しています。


あきる野百科事典

あきる野市図書館に寄せられたレファレンス事例集の中から、主にあきる野市の地理・歴史・文化・行政等に関するものを紹介します。

  1. 「あきる」の語源は?
  2. 市内の寺社について調べたい
  3. あきる野市にあった城について知りたい
  4. 市内の農村歌舞伎について知りたい
  5. 五日市鉄道について知りたい
  6. 「森っこサンちゃん」って何ですか?
  7. 五日市音頭ができた年と作詞・作曲・歌手は?
  8. 市内に七福神めぐりコースはありますか?
  9. どんど焼きについて知りたい
  10. 字名の由来を知りたい
  11. あきる野市内の動物について調べたい
  12. あきる野市の無形文化財(東京都指定)「軍道紙」について知りたい
  13. かつてあきる野で盛んであった林業において、運搬に用いられていた「筏流し」について知りたい
  14. あきる野市内の図書館の利用状況を知りたい
  15. 青い目の人形シャロンちゃんについて知りたい
  16. 五日市の黒八丈について知りたい

「あきる」の語源は?

川(秋川)が氾濫して畔(あぜ)を破壊するので"畔切"で"あきる"となった説や新羅系渡来人"キシ集団がこの地に入ったとき、自分たちが信奉する新羅の女神アカル姫を持ち込み、この"アカル"姫が"あきる"に転じたとする説、アイヌ語の"葦が茂った道筋"を意味する"アキル"からとする説など諸説ありますがはっきりとしていません。少なくとも平安時代後期には地名として使われていたようです。

<参考資料>
『秋川市史』 06-213-ア
『秋川市地名考』 06-291-ア
『あきる野むかしむかし』 06-213-ア
「郷土あれこれ」第1号 06-213-キ

市内の寺社について調べたい

あきる野市には歴史ある神社、仏閣、文化財などが数多くあります。
「あきる野市文化財マップ」(あきる野市教育委員会)には、宗派や概要説明・地図がわかる寺院一覧や、神社一覧が掲載されています。
あきる野市のホームページからも"あきる野市の寺社"で検索することができます。
詳しく調べたい場合は、『秋川市史』『五日市町史』『秋川市の文化財』『五日市町の文化財』『無漏西遊 秋川流域の寺々』『西多摩神社誌』などをご覧ください。
「あきる野百景」などの市発行パンフレットにも紹介されています。
図書館では、多くの地域資料を揃えています。ぜひご覧ください。

<参考資料>
「あきる野市文化財マップ」 06-709-ア
『秋川市史』 06-213-ア
『五日市町史』 06-213-イ
『秋川市の文化財』 06-709-ア
『五日市町の文化財』 06-709-イ
『無漏西游 秋川流域の寺々』 06-185
『西多摩神社誌』 05-175

あきる野市にあった城について知りたい

『東京都遺跡地図』には、戸倉城・網代城・二宮城・二城城(にじょうじょう)の城跡が記載されています。ただし二宮城があった場所については諸説あるようです。
他にも小川城(法清寺)、伊奈城(松岩寺の裏山)、阿伎留城(三内神社)などがあったとする記述がいくつかの資料に見られます。
詳しくは以下の参考資料をご覧ください。

<参考資料>
『東京都遺跡地図』  最新版はインターネットでご覧いただけます→http://tokyo-iseki.jp/
『秋川市史』 06-213-ア
『五日市町史』 06-213-イ
『あきる野むかしむかし』 06-213-ア
『多摩丘陵の古城址』 01-291-タ
『日本城郭大系 5』 291-ニ

市内の農村歌舞伎について知りたい

現在、公演を行っているのは「栗沢一座(市川一座とも)」と、「秋川歌舞伎あきる野座」、「菅生一座」の三座です。
また、明治42年に建立され、もともとは歌舞伎公演をほかから招致する目的で作られた"菅生の組立舞台"は、釘を一本も使っていない木造の舞台で、昭和50年2月には東京都有形民俗文化財に指定されています。

<参考資料>
『秋川歌舞伎』 06-386-ア
『秋川市史』 06-213-ア
「秋川市史研究」第1号 06-213-ア

五日市鉄道について知りたい

五鉄(ごてつ)と呼ばれ親しまれていた五日市鉄道は、現在のJR五日市線の前身であり、大正14年4月に石灰石輸送を目的とし、武蔵五日市-拝島間が開通しました。
その後、武蔵五日市から石灰鉱山のある武蔵岩井までの路線と、拝島から立川まで青梅線の南側を並行する路線が開通し、全長は現在の五日市線の約2倍ありました。

<参考資料>
「五日市鉄道~その開業当時と現在の変遷~」 07-686-イ
「多摩のあゆみ」第11号 01-213-タ
「多摩のあゆみ」第70号 01-213-タ
『多摩の鉄道沿線古今御案内』 01-686-イ
『五日市町史』 06-213-イ
『五日市の百年』 06-213-イ

【あきる野市デシタルアーカイブ新聞記事検索】
 読売新聞 1994年09月30日朝刊 / 朝日新聞 2000年04月08日朝刊
 産経新聞 2000年04月16日朝刊 / 東京新聞 2007年4月04日朝刊
 西の風  1989年12月01日   / 西の風  1990年01月12日
(※サイト上で新聞記事の閲覧は出来ませんので、図書館までお越しください)

「森っこサンちゃん」って何ですか?

環境都市あきる野'の実現に向けたあきる野市のイメージキャラクターです。
森っこサンちゃん
トウキョウサンショウウオがデザインのモチーフとなっており、平成23年、公募により決定しました。あきる野市の豊かな自然環境や'郷土の恵みの森づくり'の取組などをたくさんの方に知っていただくため、「広報あきる野」をはじめ、各種イベントに活用しています。
トウキョウサンショウウオは昭和6年に市内の草花丘陵で発見され、現在も市内の里山に生息していますが、絶滅危惧種に指定されています。

<参考資料>
『あきる野市くらしの便利帳 2018』 06-318-ア
「森林レンジャーあきる野新聞」 80-654-ア

【森っこサンちゃんのお部屋】(あきる野市ホームページ)→ http://www.city.akiruno.tokyo.jp/0000004290.html

五日市音頭ができた年と作詞・作曲・歌手は?

「五日市音頭」には新旧2種類あります。
現在、「五日市音頭」と呼ばれ親しまれているのは、「新五日市音頭」で、『五日市町史』や『五日市の百年』に昭和36年(1961)8月2日に発表されたと記されています。作詩:林十四路、作曲:三界実義、編曲:松尾健司、唄:花村菊江・松下真也です。
また、「五日市音頭」(旧)については、『町勢要覧 町村合併一周年記念誌 1956』に歌詞と楽譜が掲載されていますが、作詞者・作曲者が不明でした。その後、図書館に寄せられた情報により、レコードのラベルに記載されている内容が確認できました。昭和30年(1955)10月に発行、作詞については「五日市町教育委員会選定歌」とあり、作曲:米川淳、歌:島倉千代子・山中ひろし/コロムビア合唱団、三味線:豊吉・豊静、演奏:コロムビアオーケストラであることがわかりました。
現在はインターネットで検索すると、新旧とも試聴することができます。

<参考資料>
『五日市町史』 06-213-イ
『五日市の百年』 06-213-イ
『町勢要覧 町村合併一周年記念誌 1956』 06-318-チ

市内に七福神めぐりコースはありますか?

「武蔵五日市七福神」があります。平成22年の正月に初開帳を迎えた比較的新しい七福神です。
正光寺の弁財天、大悲願寺の大黒天、下町地蔵堂の恵比寿天、番場地蔵堂の毘沙門天、玉林寺の福禄寿、光厳寺の布袋尊、徳雲院の寿老人を巡ります。武蔵五日市七福神実行委員会・武蔵五日市七福神霊場会発行のパンフレットにモデルコースが掲載されています。
また、ホームページ「武蔵五日市七福神」に詳しいご案内があります。(※注:平成25年1月より、一部コースの変更がありました)

<参考資料>
「武蔵五日市七福神」(パンフレット) 06-387-ム
「広報あきる野 平成24年12月15日号」(カウンターでお尋ねください)
「新ハイキング 2011年1月号」 06-291-シ

どんど焼きについて知りたい

どんど焼きは地域により異なりますが、小正月(1月15日)頃に行われる伝統行事です。田んぼや川原にやぐらを組み、門松・しめなわ・だるま・お札などの正月飾りを持ち寄って焚き上げます。
この火で焼いた団子(まゆ玉)を食べ、無病息災や五穀豊穣を願います。どんど焼きの呼び名は様々あり、賽(さい)の神、左義長(さぎちょう)、どんどん焼き、とんど焼きなどの名前で呼ばれています。

 【あきる野市デジタルアーカイブ新聞記事検索】
毎日新聞 2011年01月16日朝刊 / 朝日新聞 2009年01月18日朝刊
読売新聞 1987年01月16日朝刊 / 西の風  1989年01月20日
西の風  1990年01月18日   / 西多摩新聞 2005年01月21日
(※注:サイト上で新聞記事の閲覧は出来ませんので、図書館までお越しください)

各地域のどんど焼きの風景を写真でご覧いただけます。

<参考資料>
『秋川市史』 06-213-ア
『秋川の年中行事』 06-386-イ
『[ふるさと東京]祭事祭礼』 386-3

字名の由来を知りたい

あきる野市は平成7年に秋川市と五日市町が合併して誕生しました。近現代の行政区画の変遷や両市町の行政地名は「角川日本地名大辞典 13 東京都」が参考になります。また、「旧村地名」であれば「日本歴史地名大系」などの地名事典に掲載されています。
「郷土あれこれ第18号」には、江戸時代にあった30の村名について、読み方のルビも付けて5ページにわたって解説があります。
旧秋川市域については、歴史的な地名の解説から大字ごとに順を追って小字、小地名などの掲載がある「秋川市地名考」が参考になります。
旧五日市町域では「五日市町の古道と地名」の地名篇に、代表的な字名が取り上げられています。この他、五日市広報より抜粋した「五日市の自然」には地名のカタカナ索引があり、読みから調べることができます。

<参考資料>
『五日市町の古道と地名』 06-291-イ
『秋川市地名考』 06-291-ア
『秋川市史』 06-213.6-ア
『村誌 戸倉』 06-213.6-ソ
『五日市の自然 -五日市広報より抜粋-』 06-400-イ
『武蔵名勝図会』 01-291-ウ
『多摩の地名』 01-291-ホ
『多摩の地名語源考』 01-291-ス
『新編武蔵風土記稿 第六巻(大日本地誌大系)』 291-シ
『角川日本地名大辞典 13 東京都』 R-291-カ
『日本歴史地名大系 13 東京都の地名』 R-291-ニ

あきる野市内の動物について調べたい

比較的新しい資料としては、平成21年度~23年度に地質、植物、動物の各分野を市民参加で調査した「あきる野市自然環境調査報告書」があります。 報告書は、図書館4館で所蔵しているほか、あきる野市のホームページでも公開をしています。
また、市役所4階情報公開コーナー、五日市出張所(環境政策課)、中央公民館、五日市郷土館、二宮考古館でも閲覧することができます。
この報告書をもとに作成したリーフレット「知って守ろう あきる野市の自然」も、簡潔にまとまった便利な資料です。
秋留台地を中心に哺乳類、両生類、鳥類、魚類、昆虫類などの記載のある「秋留台の自然」や、 横沢入り地域の動物について記載のある「里山-五日市丘陵・横沢入りの自然と歴史」、 西多摩地区の野生哺乳類を目撃情報からまとめた「西多摩地区に生息する野生哺乳類の地理的分布」など、地域や対象によって多くの資料があります。
参考資料に掲載しましたので、ご活用ください。※( )内は主な分野

<参考資料>
あきる野市自然環境調査報告書 06-519-ア 平成21年度~23年度
あきる野市植物・水生昆虫調査報告書 平成8年度あきる野市水辺生物研究会による秋川・平井川の調査報告書 あきる野市水辺生物研究会/調査・編集 06-486-ア (昆虫類)
水生昆虫及び魚類等調査 06-486-ス  (昆虫類・魚類)
森林レンジャーあきる野活動報告書 06-654-シ (哺乳類・両生類・鳥類・爬虫類・昆虫類)
秋留台の自然 06-400-ア (哺乳類・両生類・鳥類・魚類・昆虫類)
五日市の自然 06-400-イ (鳥類・魚類・昆虫類)
里山:五日市丘陵・横沢入の自然と歴史 06-400-ム (哺乳類・両生類・鳥類・昆虫類)
横沢入イラストマップ 06-400-ヨ (哺乳類・両生類・鳥類・爬虫類・昆虫類)
秋川の自然 06-450-ヘ (哺乳類・両生類・鳥類・爬虫類・昆虫類)
水べの生きもの 06-486-ミ (昆虫類・両生類・貝類)
鳥はともだち 06-488-イ  (鳥類)
東京秋川鳥紀行 06-480-ニ (鳥類)
西多摩地区に生息する野生哺乳類の地理的分布 05-480-シ (哺乳類)
トウキョウサンショウウオ:この10年間の変遷 05-452-ト (両性類)
多摩川中流域の丘陵部における里山昆虫の研究 05-486-ク (昆虫類)
知って守ろう あきる野市の自然(リーフレット) 06-450-シ (哺乳類・両生類・鳥類・爬虫類・昆虫類)
秋川の魚たち AKIGAWA FISH MAP(リーフレット) 06-400-ア (魚類)
川ガキマップ(リーフレット) 06-400-カ (鳥類・魚類・昆虫類)

あきる野市の無形文化財(東京都指定)「軍道紙」について知りたい

「軍道紙」(ぐんどうがみ)はあきる野市五日市・小宮地区で生産されていた手漉き和紙です。
楮(こうぞ)だけを原料とした和紙は珍しく、丈夫で軽く、美しいのが特徴です。
あきる野市の小・中学校の卒業証書にも使用されています。
現在軍道紙を漉いている家はありませんが、技術は継承され、「あきる野ふるさと工房」で手漉き体験をすることができます。

<参考資料>
『軍道紙 -東京都指定無形文化財-』 06-585-ク
『 軍道紙 GUNDOGAMI 』(パンフレット) 06-585-ク
『東京の文化財 第68号-第110号』(パンフレット)73号 80-709-ト

かつてあきる野で盛んであった林業において、
運搬に用いられていた「筏流し」について知りたい

江戸時代、都市の発展に伴い、武家屋敷の建築資材や燃料の薪炭用に、木材需要が大きくなりました。
秋川筋でも林業が盛んになりましたが、その運搬は川を利用したものでした。
商品である木材を筏に組み、最終的に深川の木場まで運ばれたのです。

<参考資料>
『秋川市史』 06-213-ア
『五日市町史』 06-213-イ
『村誌 戸倉』 06-213.6-ソ
『戸倉あれこれ-歴史・民話・伝説-』 06-213.6-サ
『多摩の歴史』6巻 06-213.6-タ
『山田のむかしを訪ねて』 06-213.6-ヤ

あきる野市内の図書館の利用状況を知りたい

図書館では、毎年度図書館事業の報告書を作成し、公開しています。利用状況等については、図書館活動の報告ページから知ることができます。

図書館活動の報告ページ

青い目の人形シャロンちゃんについて知りたい

青い目の人形とは、昭和2年にアメリカの世界児童親善会から、日本の子どもたちへ友情交流をはかるために贈られた人形です。
太平洋戦争中、敵国の人形として焼き捨てられたり、壊されたりして全国でもほとんど残っていませんが、平成元年に戸倉小学校(現:戸倉しろやまテラス)で奇跡的に発見されました。
当時の校長だった堀内先生が人形を隠されたのではないかといわれています。
現在は、後に送られたローラちゃんと共に戸倉しろやまテラスで展示されています。

<参考資料>
『戸倉小学校 開校120周年記念誌 五日市町立戸倉小学校』 06-376-ト
『戸倉小学校 創立130周年記念誌 あきる野市立戸倉小学校』 06-376-ト
『戸倉 あきる野市立戸倉小学校閉校記念誌』 06-376-ト
『青い目の人形 シャロン 数奇な運命をたどった日米友情の人形』 06-759-ア
『(パンフ)せせらぎ JAあきがわ広報誌』68~87号 ④ 80-611-ア

五日市の黒八丈について知りたい

絹糸を泥染めした黒八丈は、柔らかく深い艶のあることから帯や着物の衿などに珍重されました。
秋川・平井川流域などの特産だったことから、別名「五日市」と呼ばれました。

<参考資料>
『郷土あれこれ』1996~2005年(平成8年~17年)NO.1-15 06-213.6-キ
『黒八丈物語・久助のフンドシ』 E-ナ
『五日市町史』 06-213.6-イ
『秋川市史』 06-213.6-イ
『秋川流域 郷土史探流 上巻』 05-213-ア
『たのしい郷土史 五日市いろはカルタ』 06-213.6-イ
『(パンフ)あきる野の匠』 06-686-ア

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